中間管理職という立場の難しさ
ある時期にやってくるのが
中間管理職という役割です。
部下を育て、チームをまとめながら
同時に、上司からのプレッシャーや
会社の方針にも従わなければならない。
その立場は「板挟み」と表現されることも多く
実際に私は強い葛藤を感じました。
上司と部下の間に立つ葛藤
中間管理職として働く中で
一番の悩みは 上司と部下の板挟み でした。
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上司からは「結果を出せ」と求められる
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部下からは「無理なことはできない」と不満が出る
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自分自身もプレイヤーとして仕事を抱えている
この三重苦の中で
「どちらの顔を立てればいいのか」
と葛藤することが何度もありました。
特に上司の要求が現場に合っていない時は
部下にどう伝えるかが本当に難しかったです。
部下との関係で感じた悩み
管理職になると、部下の失敗や不満を
フォローするのも大切な仕事になります。
しかし、部下のミスは
そのまま自分の責任にもつながります。
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「叱るべきか、それともフォローすべきか」
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「厳しく伝えることで信頼を失わないか」
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「甘くすると、チーム全体の規律が崩れないか」
こうした判断の連続が
私にとっては大きなストレスでした。
でもその一方で
部下の気持ちを理解しようと努めた経験が
今のカウンセラーとしての活動に
つながっているとも感じます。
中間管理職が抱えるストレスの正体
振り返ると、中間管理職のストレスには
共通点があると気づきました。
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成果を求められるプレッシャー
数字や目標がある以上
常に「達成できるか」の不安がつきまとう -
人間関係の調整役
上司と部下の板挟みだけでなく
部署間の連携や、他部門との摩擦もある -
自分自身のキャリアの迷い
管理職になったものの
「この働き方を続けたいのか」という迷い
これらの葛藤は、決して私一人だけのものではなく
多くの中間管理職が共通して抱える悩みだと思います。
中間管理職の葛藤をどう乗り越えるか
私なりに工夫したことは
大きく3つあります。
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部下の声をまず受け止める
不満をすぐに否定せず
「そう感じているんだね」と受け止める -
上司には現場のリアルを正直に伝える
難しい要求を
「難しい」と言える勇気を持つ -
自分のメンタルを整える習慣を持つ
運動や趣味
信頼できる人との会話でリセットする
完璧にはできませんでしたが
この工夫がなければ
途中で心が折れていたと思います。
関連シリーズもご覧ください
私自身、管理職のストレスや葛藤をきっかけに心を壊し
適応障害で休職した経験があります。
そのリアルな体験をまとめた記事は
こちらで紹介しています。
中間管理職の悩みは
決して「弱さ」ではなく、多くの人が経験するもの。
同じ悩みを抱える方にとって
参考になれば嬉しいです。
このカテゴリーで伝えたいこと
「中間管理職の葛藤」カテゴリーでは
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上司と部下の板挟みで感じた悩み
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管理職としてのストレスとの向き合い方
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葛藤から得た学びとキャリアの気づき
を発信していきます。
中間管理職は大変な立場ですが
その経験は必ず、次のキャリアや人生に活きます。
葛藤は成長のプロセスだと捉え
一緒に乗り越えていきましょう。
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