職場のハラスメントとは?種類と特徴・相談先・正しい対処法

職場で悩む人 各種ハラスメント

職場でのハラスメントは
今や社会全体で、大きな問題となっています。

厚生労働省の調査でも
「パワハラを受けた経験がある」
と答えた人は3人に1人以上


「これってハラスメントなの?」
と悩みながらも、誰にも相談できずに
苦しんでいる人も少なくありません。

この記事では
職場のハラスメントの種類・見極め方・正しい対処法
をわかりやすく整理しました。
安心して働くための第一歩として
知識を持っておきましょう。

職場で起こる代表的なハラスメントの種類

パワハラ(パワーハラスメント)

上司や先輩が立場を利用して
部下に不当な扱いをすること。

  • 大声で叱責する

  • 無理なノルマを押し付ける

  • 無視や仲間外れにする

👉 「業務の指導」と「人格否定」の線引き
がポイントです。

セクハラ(セクシャルハラスメント)

性的な言動で相手に不快感を与える行為。

  • 容姿や年齢に関する発言

  • 不要な身体接触

  • プライベートに踏み込む質問

👉 相手が「嫌だ」と感じた時点でセクハラ
になります。

モラハラ(モラルハラスメント)

言葉や態度で精神的に追い込む行為。

  • 無視や冷たい態度を取り続ける

  • 過小評価や嫌味を繰り返す

👉 見えにくいだけに、被害者が
「自分のせいかも」と思い込んでしまうのが特徴です。

その他のハラスメント

  • マタハラ(妊娠・出産に関する嫌がらせ)

  • スメハラ(においに関する嫌がらせ)

  • リモハラ(テレワーク環境での監視や強制)

👉 職場環境や働き方が多様化するにつれ
ハラスメントの形も増えています。

ハラスメントの見極め方

「これは指導?それともハラスメント?」
と迷うこともあります。

判断の基準は
受け手が苦痛を感じているかどうか

  • 業務改善のための適切な指導 → OK

  • 人格を否定する言動や
    業務に関係のない嫌がらせ → NG

👉 主観的な感情だけでなく
  第三者が見ても不当だと判断できるか
  がポイントです。

職場でハラスメントを受けたときの正しい対処法

1. 記録を残す

  • いつ、どこで、誰が
    どんな発言をしたのか

  • メールやチャットは
    スクリーンショットで保存

👉 客観的な証拠があることで
後の対応がスムーズになります。

2. 信頼できる上司・人事に相談

  • 一人で抱え込まず
    組織内の相談窓口を活用

  • 職場に相談窓口がない場合は
    労働局の総合相談窓口へ

3. 外部の専門機関に頼る

  • 法テラス、労働組合、NPOなど

  • 会社の外に助けを求めることも
    選択肢のひとつ

一人で抱え込まないために

ハラスメントを受けると
「自分が弱いからだ」と責めてしまう人もいます。
でも、それは間違いです。
不当な扱いを受けるのは
あなたの責任ではありません。

  • カウンセリングや外部機関を利用する

  • 状況が改善しないなら休職や転職も視野に入れる

👉 大切なのは「あなたの心と体を守ること」です。

まとめ

  • 職場ハラスメントは
    パワハラ・セクハラ・モラハラなど多様な形がある

  • 「受け手が苦痛を感じているか」
    がハラスメントの判断基準

  • 記録を残し
    社内外の相談先を活用して解決の糸口を探す

  • 一人で抱え込まず
    心と体を守る行動をとることが大切

安心して働ける環境をつくるために
まずは正しい知識を持って
行動の第一歩を踏み出しましょう。

職場のストレス全般についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
👉 【メンタル】職場のストレスとどう向き合うか|ハラスメントや不安との付き合い方

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