休職初日の朝、いつも通りのアラームで目が覚めました。
もう、出社しない。なのに体は、もう仕事モードで動いてる。
罪悪感を紛らわそうと、朝から家事を片付けて
夜には「今日も何もしなかった」と、自己嫌悪に沈んでいました。
私は休職したのに、全然休めていませんでした。
「他の人は、どうしていたんだろう」
そう思って、当時の私は色々なサイトを調べていました。
この記事は、そのときの私が読みたかったものを書きました。
あの頃の正直な記録と、罪悪感が少し楽になった考え方をまとめています。
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適応障害で休職・復職を経験した筆者が、うつなど心の不調を抱える方にも役立つよう、体験をもとにまとめています。
一歩ずつ、自分のペースで回復していきましょう。
適応障害で休職した初期に、罪悪感が強くなる理由
真面目に働いてきた人ほど、休むことへの抵抗が強い
休職が決まった瞬間、少しだけホッとしました。 でも次の瞬間には、もう罪悪感がありました。
長年「休む=怠けている」という感覚で働いてきた私には、特にそれが強かった。
頑張ることは当たり前でできるのに、止まり方はわかりませんでした。
このまま治らなかったらという不安が、ずっと頭にあった
職場への罪悪感より、もっと大きかったのが「このまま治らなかったらどうしよう」という不安でした。
いつ治るのか、本当に治るのか、わからない。 先が見えないことが、休職初期の一番つらいところでした。
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会社への罪悪感より、家族への罪悪感の方が重かった
毎朝、家族は仕事や学校に出かけていきます。 私だけが、家に残される。
それだけでもつらいのに、家事まで代わりにやってもらっていました。 「ありがとう」と言いながら、情けなくて、申し訳なかったです。
毎日顔を合わせる人たちだから、余計にそうなるんだと思います。
適応障害で休職した初期、私が感じた3つの感情【体験談】

家族に心配をかけていることが、一番つらかった
お母さんは太陽、という言葉があります。 でも当時の私は、それができていませんでした。
家族の前で笑えない。 心配させている、という罪悪感が、一番重かったです。
「早く治さなきゃ」という焦りが、一日中続いていた
休んでいるのに、頭は常に「早く治さなきゃ」と動いていました。
焦れば焦るほど、回復している実感が持てませんでした。 その繰り返しがつらかったです。
何もしない時間が、怖かった
ぼーっとしている時間が、怖かったです。
このまま社会から置いていかれてしまうような感覚がありました。
回復は一直線じゃなくて当たり前

昨日より悪い日があってもおかしくない
ある日、少し気分がよくて「これで回復に向かう」と思いました。 なのに翌日は、また一日ベッドから動けない。
期待した分だけ、落差がつらかった。 でもこれ、回復の過程では普通のことだったんです。
休職してから2週目頃、家族から「頑張って治そうとしなくていいよ」と言われました。
その瞬間、涙が止まらなくなりました。
それまでずっと、我慢していた感情が溢れ出したんだと思います。
元気だったのに突然落ち込む、それもよくある
午前中は動けたのに、午後には何もできない。 一日の中でも波がありました。
休職後ひと月ほどしてようやく、朝のコーヒーが美味しく感じられるようになりました。 好きな音楽をかけられるようになったのも、この頃です。 「明日は散歩してみようか」と思えたのが、回復を実感した最初の瞬間でした。
回復は一直線じゃない。 波を繰り返しながら、少しずつ上がっていくものだと、身をもって学びました。
休職初期にやらなくてよかったこと
趣味や勉強など何かをしようとした
仕事は休んでいても、頭は全然休めていませんでした。
せめて趣味でも、せめて勉強でも、何かをしないといけないと思っていました。
でも今思えば、それ自体がすでに無理をしていたんだと思います。
休職初期に必要だったのは、何かすることじゃなくて、何もしないことでした。
退職や転職など、進退を考えようとした
このままでいいのかと焦って、これからのことを考えようとしていました。
でも当時の状態で考えても、良い答えは出なかったでしょう。
進退を決めるのは、もう少し回復してからで十分でした。
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家族の世話を、無理にしようとしていた
それまではずっと、食事の支度も家のことも私がしてきました。 それが急に、何から何まで家族にしてもらう側になりました。
申し訳なくて、少し動けた日には家事をしていました。 でも翌日は決まって、ベッドから出られなくなる。
あのときは、してもらう側でいることが、一番の回復への近道でした。
休職初期にやってよかった過ごし方

「今日できたこと」を一つだけ見つける
何もできない日が続くと、自分がどんどんダメになっていく気がしました。
そこで始めたのが、一日の終わりに「今日できたこと」を一つだけ見つけることでした。
「洗濯物を干せた」「ベランダに出られた」それだけでいい。
小さくても、できたことを認めることで、少しだけ気持ちが楽になっていきました。
家族に「ありがとう」を声に出して言う
してもらうことへの罪悪感は、なかなか消えませんでした。 でも「ありがとう」を声に出して言うようにしてから、変化がありました。
家族が嬉しそうな顔をするんです。 それからますます色々としてくれるようになって、以前よりも家族の絆が深まりました。
3週目に入ってから、家族との時間が一番の支えになっていきました。
休職中につらいことはたくさんありましたが、これは思いがけない収穫でした。
ベランダから始めて、少しずつ外に出る
最初は、ベランダに出るだけでよかったんです。 10分外の空気を吸うだけで、少し気分が変わりました。
2週目には近所のコンビニまで行けるようになりました。 5分の外出でしたが、その日は鳥のさえずりに気づくことができました。 外の世界がまだあることを、体で感じた瞬間でした。
散歩といっても、大げさじゃなくていいんです。 ベランダから始めて、少しずつ外に出る時間を伸ばしていけばOKです。
まとめ

休職初期は「うまく休めない」と感じる人がほとんどです。
私も休職初期は、本当につらかった。 罪悪感と焦りと、何もできない自分への情けなさで、毎日がいっぱいでした。
でも今思うと、あの経験があったから今の自分がいます。
家族に「ありがとう」を伝えるようになって、絆が深まりました。
仕事との距離感を、初めて知りました。
人生で本当に大切なものが、見えてきました。
組織に属さない働き方という選択肢を、初めて真剣に考えたのもあの頃です。
無駄なことは何もなかったと、今は思っています。
もし今、休職初期で苦しんでいるなら、 答えを出すのは、もう少し先でいい。
今は、ただ休んでいるだけで十分な時期なのです。
小さな行動を認め、自分なりのペースで進んでいくことが確実な回復への道筋となります。
あなたは、一人ではありません。
時間をかけて、着実に前進していきましょう。
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※本記事は筆者の体験と公的情報(厚労省・自治体資料など)をもとに構成しています。
医療的な判断や治療方針については、主治医・産業医などの専門家にご相談ください。


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