【体験談】同じ職場に中間管理職が複数いる時の難しさと乗り越え方

管理職が複数いる職場の人間関係の難しさ 中間管理職の悩み

職場に中間管理職が複数いる場合、合えば心強い味方になりチームはぐんと回りやすくなります。でも一方で、方向性の違い、能力差、信頼度の差、そしてライバル視。同じ立場だからこそ生まれるやりにくさがあるのも事実です。

私も、何度もその状況を経験してきました。

この記事では、複数の中間管理職がいる時に起こる難しさと、そこから学んだ乗り越え方についてお伝えします。

▶ 参考記事:中間管理職の難しさを和らげる方法

 職場に中間管理職が複数いると起こること

合えば最強のタッグになる

同じ立場同士、方向性が合うと本当に強い。お互いの弱点を補い合い、上司への提案も力強くでき、部下にとっても安心感が増します。
「一人じゃない」という心強さは、管理職のメンタルを支える大きな要素でした。

方向性が違うと板挟みが倍増する

一方で、同僚管理職の判断軸が自分と違う場合、部下や上司からの要望が真っ二つに割れることもあります。
「どちらの言うことを聞けばいいのか」と部下が混乱し、現場は余計にやりにくくなる。これは、最も消耗するパターンでした。

▶ 参考記事:上司と部下の板挟みを乗り越える方法

能力差や信頼度の違いが生むやりにくさ

同じ立場でも
・仕事のスピード
・上司からの信頼度
・部下からの支持
が違うことはよくあります。

自分と他者を比べて焦りを感じることも、あるかもしれません。逆に、自分のほうが
支持されていると感じれば、比較される場面が増え、気持ちが揺れることもあります。。

ライバル視・比較されるしんどさ

同僚管理職が、ライバル心を持ってくる場合もありました。
会議で意図的に反対意見をぶつけてきたり、部下の前で張り合ったり「本来は協力すべき立場なのに」と気まずさや戸惑いを覚えたこともあります。

 私自身が経験した「やりにくさ」とその時の気持ち

同じ立場で協力し合う中間管理職のイメージ写真

私の場合、方向性が違う同僚管理職と組んだ時が一番つらかったです。上司からは「意見をまとめろ」と言われ、部下からは「どっちについていけばいいのか」と聞かれる。毎日が板挟みで、仕事との向き合い方を深く考えるきっかけになりました。
でも、その経験があったからこそ気づいたことがあります。

そこから学んだ乗り越え方3つ

自分の強みを意識して比べすぎない

比較してもキリがない。「自分は人の話を聞く力がある」「自分は調整役として動ける」など、自分なりの強みに立ち返ると心が楽になります。

上司や部下との信頼関係を一人ひとり築く

同僚管理職との比較に振り回されるより、目の前の人との信頼を積み重ねる方が大事でした。
「誰が正しいか」ではなく「どうすればチームが動きやすいか」を意識する

同僚管理職と敵ではなく協働者として向き合う

ライバル視をされても「敵にしない」と決めること。
相手の強みを認め、自分の弱みを補ってもらう。
結果的に「役割分担」ができるとチームが安定しました。

中間管理職として関係がうまくいった時の強さ

逆に関係がうまくいったケースもありました。同僚管理職と「役割分担」できた時、チームの生産性は大幅にアップ。お互いに相談できる安心感は想像以上に大きな力でした。

まとめ:違いを受け入れた先に見える可能性

中間管理職同士で意見を確認し合いながら進むイメージイラスト

中間管理職が複数いる職場は、やりにくさと同時に可能性も秘めています。
違いをマイナスとせず、協働のために受け入れる。それができた時、チームは確実に強くなる。
同じ立場の仲間がいることを「脅威」ではなく「資源」として活かすこと。
それが中間管理職に求められる、大切な姿勢だと感じています。

中間管理職として悩むのは自然なこと。
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それでも深く考えてしまう時の判断基準

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※本記事は筆者の職場経験をもとに一般的な視点からまとめています。登場する人物・団体は実在のものとは関係ありません。個別の対応については職場のルールや体制に従ってご検討ください