40代・50代で中間管理職を経験すると

このまま管理職を続けるべきか、それとも違う働き方を模索すべきか
と悩む時期が訪れます。
責任や負担が増える一方で希望が見えづらくなり「キャリアの行き止まり」を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
私も、その中の一人でした。現在も会社員として働いていますが、同時にライター活動やカウンセリングの学びを続けながら、次のキャリアの可能性を模索しています。
「今の働き方を続けながら、学び直しで未来を切り開けるのか?」そう感じていた頃、同じように働きながら未来へ踏み出している人たちの存在を知り、大きな勇気をもらいました。
この記事では、会社員のまま管理職やキャリアに悩んでいる人が、いまからでも取り組める「新しい働き方の選択肢」と、実体験をもとにした「学び直しのヒント」を紹介します。あなたのモヤモヤや不安を少しでも解消するヒントになれば嬉しいです。
中間管理職が悩むキャリアの分岐点

中間管理職として何年も働いていると、誰もが一度は感じる「これからどうしよう?」という不安。例えば以下のような葛藤です。
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管理職を続けるのが正解なのか、自分の適性がわからなくなった
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人との調整や責任負担が大きく、疲弊してしまった
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上司と部下の板挟みに疲れ、やりがいを感じにくくなった
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「やりたいこと」と「生活のための仕事」の狭間でもがいている
この悩みは、決して弱さではありません。むしろ、これまで身につけてきた力をどう活かすかを、真剣に考える成熟のサインです。
中間管理職後のキャリア選択肢(会社員のまま検討できる)
ここで紹介する選択肢はすべて、会社員でありながら現実的にチャレンジできる内容です。それぞれのメリット・デメリットを把握し、自分に合った次の一歩を探してみましょう。
| キャリアパス | メリット | 注意点(デメリット) |
|---|---|---|
| 専門職に戻る | スキルに集中できる/責任層をやや軽くできる | 年収が下がるケースあり/再スキル習得が必要なことも |
| 副業で学びを活かす | リスクを最小限にしながら挑戦できる | 本業との両立がポイント/時間管理が必須 |
| 部署異動を交渉する | 会社に在籍したまま環境を変えられる | 上司・人事との調整が必要/異動先でも未知のストレスが出る可能性 |
| 学び直し(資格・通信制大学など) | 新たな視野・ネットワークが広がる/副業や独立の基盤になる | 継続力と情熱が必要/費用や時間投資が課題 |
| 社会貢献活動・NPOとの関わり | “やりがい”の再発見、自分軸の整理になる | 収益性は低いため「働き方の一部」として位置づけるのが◎ |
私が選んだキャリアアップの形:会社員+学び+副業
私は、自分の働き方や将来を考える過程で「会社員という安定性をベースにしながら、自分らしさを発揮できる選択肢を増やしていく」という道を選びました。
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✅ ライター活動(経験と発信力を活かす)
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✅ 心理学やカウンセリングの学び直し(人の悩みに寄り添う力を磨く)
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✅ 将来的に大学編入も視野に(資格取得や研究を通してキャリアの幅を広げたい)
小さな一歩かもしれませんが、行動の積み重ねが自分軸と可能性を、少しずつ広げてくれています。
自己診断チェックリスト(あなたが大切にしたい価値観は?)
以下の項目にYESが多い人は、学び直し&キャリア再設計のタイミングかもしれません。
| 質問 | YES/NO |
|---|---|
| 人の成長やメンタルヘルスに関わる仕事に興味がある | |
| 今の仕事の延長線上に「やりたい未来」が見えない | |
| 責任よりも自分らしい生き方を優先したい | |
| 安定も大事だが「納得できる生き方」を探している | |
| 副業・学びを通して新しい仲間やつながりが欲しい |
公的データの後押し:40代でもキャリアは変えられる
厚生労働省などの資料では、40代・50代の働き手において、学び直しへの意識や実践の可能性が高まっているという指摘があります。
これは、単に管理職を続けるしかない時代では、なくなった証拠です。
学び直しの始め方:何から動く?

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興味のある分野を探る(読書・セミナー・資格情報などから)
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毎週30分だけでも情報収集する時間をつくる
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できることから勉強・実践を始める(例:副業ライティング、ボランティア)
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信頼できる人に相談する
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小さな目標を決めて行動 → 振り返る → 修正する
まとめ:管理職経験は未来に活きる資産
中間管理職としての経験は
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人を導く力
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折衝・調整力
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組織視点で物事を見る力
といった、未来で活きるスキルの土台です。
大切なのは「次の道を1つに決めること」ではなく、自分の軸を見つめなおし、選択肢を増やしていく姿勢です。
会社員であっても、学び直しや副業から新しい未来は切り開けます。
自分をすり減らさず、じっくりと未来をつくっていきましょう。


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