中間管理職として、毎日
上司と部下の間で板挟みになり
疲れていませんか?
「頑張っているのに報われない」
「なぜか部下との距離を感じる」
と悩むのは、あなただけではありません。
部下との関係でつまずく中間管理職には
いくつかの共通点があるのです。
▶ 中間管理職の悩み10選|責任・孤独・板挟みをどう乗り越える?
この記事では、部下の視点から見た
「嫌われる上司」の特徴を
具体的なチェックリスト形式で解説します。
そして、部下から本当に信頼される
上司になるための具体的な方法をお伝えします。
このチェックリストを通じて
あなたのマネジメントを見直し
部下との関係を
劇的に改善するヒントを見つけてください。
なぜか部下がついてこない…嫌われる上司の3つの共通点
共通点1:上司と部下の間で「伝書鳩」になっていないか?
かつて、私は
上司の指示を、そのまま部下に伝えるだけの
「伝書鳩」になっていました。
上層部の意図をかみ砕かずに伝え
部下からの意見も、そのまま上司に投げる。
その結果、部下からは
「あの人は何も決めてくれない」と不満が噴出し
上司からは「なぜ部下を説得できないんだ」と
責められる日々でした。
重要なのは
ただ情報を、右から左へ流すだけでなく
間に立つ、自分なりの解釈や意図を加えることです。
たとえば
上司の指示に納得がいかない点があれば
事前にすり合わせたり、部下からの意見を
「チームとしての方針」に昇華させて
上司に伝えたりすることで
両者の橋渡し役として機能するようになります。
共通点2:部下の「話を聞かない」習慣がついていないか?
私たちはつい
「教える」「指示する」ことに意識が向きがちです。
しかし、部下にとって最もストレスなのは
自分の意見や頑張りを聞いてもらえない
ことかもしれません。
以前、ある部下から
「自分はA案で進めたいのですが」と相談された時
「いや、B案の方が効率的だからそれでやって」と
即答してしまったことがあります。
その瞬間、部下のモチベーションは
明らかに下がりました。
後で聞けば、A案にはB案にはない
素晴らしいメリットがあったのに
私はそのチャンスを潰してしまったのです。
まずは部下の話を最後まで聞き
「なぜそう思うのか」を問いかけることから始めましょう。
共通点3:失敗を「個人の責任」として処理していないか?
中間管理職は
チームの成果に責任を持つ立場です。
しかし、成果が出なかったとき
その原因を
「部下の力不足」とだけ考えていませんか?
かつての私は、トラブルが起こると
「なぜこんなミスをしたんだ」
と部下を責めがちでした。
しかしそれは、チーム全体の仕組みや
私の指示の仕方に問題があったのかもしれません。
失敗は、チーム全体で原因を分析し
再発防止策を考える貴重な学びの機会です。
「どうすれば次はうまくいくか」
という視点で、部下と一緒に考えることで
信頼関係は深まります。
【自己診断チェックリスト】あなたは部下から愛されている?
以下の項目に
「はい」か「いいえ」で答えてみてください。
【態度・コミュニケーション編】
- 部下が話しかけてきたとき
手を止めて顔を見て話を聞いている。 - 部下の意見に対して
「それはいいね!」とポジティブに反応することが多い。 - 自分の失敗談や弱みを話すことがある。
- 部下の頑張りや小さな成功を具体的に褒めている。
【仕事の進め方編】
-
- 上司からの指示を伝える際
背景や目的も一緒に説明している。 - 部下から相談されたとき
解決策を即答するのではなく、まず
「どうしたらいいと思う?」と問いかけている。 - 部下が失敗したとき、個人的な責任にせず
チームで改善策を話し合っている。 - 業務の進捗だけでなく
部下の体調やプライベートにも気を配っている。チェック項目 はい いいえ 部下が話しかけてきたとき、手を止めて顔を見て話を聞いている。 □ □ 部下の意見に対して、「それはいいね!」とポジティブに反応することが多い。 □ □ 自分の失敗談や弱みを部下に話すことがある。 □ □ 部下の頑張りや小さな成功を具体的に褒めている。 □ □ 上司からの指示を伝える際、背景や目的も一緒に説明している。 □ □ 部下から相談されたとき、解決策を即答するのではなく
まず「どうしたらいいと思う?」と問いかけている。□ □ 部下が失敗したとき、個人的な責任にせず、チームで改善策を話し合っている。 □ □ 業務の進捗だけでなく、部下の体調やプライベートにも気を配っている。 □ □
- 上司からの指示を伝える際
チェックリストで「いいえ」が多かったあなたへ
もし「いいえ」が多かったとしても
落ち込む必要はありません。
これは、あなたが
もっと良い上司になるための
伸びしろがある証拠です。
部下から信頼されるために必要なのは
「完璧な上司」になることではありません。
大切なのは、「この人についていきたい」と
部下に思ってもらえる「人間性」です。
今日からできる小さな行動を3つ紹介します。
- 「ありがとう」と「助かったよ」を口にする
小さな手伝いでも感謝を伝えることで
部下は「自分の仕事が見てもらえている」と感じます。 - 「最近どう?」と声をかける
仕事以外の雑談でも構いません。
この一言があるだけで、部下は
「気にかけてもらっている」と感じます。 - 部下の話を最後まで聞く
まずは、口を挟まずに最後まで
聞くことを意識しましょう。
それだけで、部下の信頼度は格段に上がります。
▶ 新人には新人なりの悩みや葛藤があります
まとめ
中間管理職の役割は、上司と部下の間に立ち
両者のギャップを埋める「橋渡し役」です。
しかし、その役割に疲れてしまうこともあります。
部下から信頼される上司になるために
今日からできることは
完璧なマネジメントを目指すことではなく
部下の声に耳を傾けること。
そして
「失敗を恐れず、一緒に考える」姿勢を
示すことです。
まずは、たった一つでもいいので
この中のヒントを試してみてください。
その一歩が、きっとあなたのマネジメントを
そしてあなた自身のストレスを
軽くする大きな一歩となるはずです。
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