復職準備は「心・体・環境」のバランスを整えることから
休職を経て復職を控えたとき
私の心にあったのは、期待よりも不安でした。
「仕事に戻れるだろうか」
「また同じ状況に陥ったらどうしよう」
こうした不安を、少しでも和らげるために
私は復職前の1か月を
「準備期間」として過ごしました。
ここでは、実際に取り入れてよかったことを
体験談としてまとめます。
労働基準監督署に相談したこと
最初に取り組んだのは
労基(労働基準監督署)への相談でした。
きっかけは、友人からのすすめです。
私は休職前に
パワハラを受けていた経験があり
「もしまた同じ相手と関わることになったら」
と思うと、不安でたまりませんでした。
労基に相談したことで
・自分が置かれていた状況が
法律的にどう扱われるのか
・もし再び問題が起きたとき
どう動けばいいのか
を具体的に知ることができました。
「いざとなれば対策できる」という安心感は
復職に向けた大きな支えになりました。
規則正しい生活を意識する
復職に向けて心身を整えるために
規則正しい生活を意識しました。
もともと早寝早起きの習慣はありましたが
休職中はどうしても、生活リズムが乱れがちに。
そこで、改めて
「出勤時間を想定した起床・就寝リズム」を
作るように心がけました。
-
毎日同じ時間に起きる
-
朝の光を浴びる
-
睡眠の質を上げる工夫
(スマホを寝室に持ち込まない 等)
この積み重ねが、復職後の生活リズムへの
スムーズな移行につながりました。
あえて遠出をして通勤を想定
通勤への不安を減らすために
あえて遠出をする練習をしました。
例えば、用事をつくって
少し遠くまで電車に乗り
人混みや長時間の移動を体験してみる。
最初は「疲れるかな」と思いましたが
実際にやってみると「案外できるじゃないか」
と自信につながりました。
復職直後に通勤で体力を消耗しすぎないよう
事前に慣れておくことは
大きな準備になったと感じます。
「退職」も選択肢に入れていた
何より私にとって
大きな心の支えとなったのは
退職も視野に入れるという考え方でした。
「どうしても無理なら辞めてもいい」
そう思えたことで
復職へのプレッシャーが軽くなりました。
「独立・起業」という選択肢が
少しずつ心の中に芽生えていきました。
会社は個人を守ってはくれない
あの時の絶望が、結果的に私を
独立へ導くことになりました。
復職前の不安が
新しい人生の方向性を考えるきっかけにもなったのです。
日常的に歩くことを習慣に
体力面を整えるために
とにかく歩くことを心がけました。
散歩は気分転換になるだけでなく
体力作りにもつながります。
復職すれば、通勤・業務・人間関係などで
どうしてもエネルギーを使います。
だからこそ、歩く習慣で
基礎体力を少しでも戻しておいたのは正解でした。
復職前の準備で大切にしたいこと
私の体験を振り返ると
復職前の準備で大切なのは、以下の3つだと感じます。
-
不安に備える知識を得る
(労基相談など、安心できる情報を持つ) -
生活リズムを整える
(睡眠・起床・通勤習慣を意識) -
心と体を軽くする工夫をする
(歩く、気分転換、退職も選択肢に入れる)
どれも特別なことではありませんが
これらがあるかないかで
復職直前の気持ちは、大きく違いました。
まとめ:復職準備は「未来を整える時間」
復職前の1か月は
ただ不安に押しつぶされる時間ではなく
自分を整えるための大切な準備期間だと思います。
労基に相談して安心を得たこと
生活リズムを整えたこと
通勤を想定して遠出したこと
退職を選択肢に入れたこと
そのどれもが、復職への不安を和らげ
次の一歩を踏み出す力になりました。
復職は新しいスタート。
その前の準備を意識的に行うことで
不安に押しつぶされずに
歩き出すことができるのです。
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