【体験談】職場復帰初日の様子|温かい職場に迎えられて不安が減った日

復職初日に職場で和気あいあいとする雰囲気 適応障害体験談

復職初日の朝 ― 緊張のスタート

復職当日の朝
私はこれまでにないほど緊張していました。

通勤カバンを持ちながら
胸の中はドキドキでいっぱい。

「本当に大丈夫だろうか」
「職場に馴染めるだろうか」
そんな不安を抱えながら
初めての部署へと向かいました。

通勤距離は以前より長く
そして仕事内容も初めて経験するもの。

身体的にも精神的にも
負担が大きいことはわかっていましたが
まずは「出勤すること」を目標に
一歩を踏み出しました。

人事と上司の温かい迎え

職場に到着すると
まずは人事の方が待っていてくれました。
これまで復職に向けて
何度かやりとりをしていたので
顔を合わせた瞬間に、少し安心感が生まれました。

そして人事の方が
直属の上司に引き合わせてくれました。
その上司はとても穏やかで
私の状況を理解してくれているような
温かい雰囲気を持った方でした。

「無理しなくて大丈夫ですよ」
「ゆっくり慣れていきましょう」

そんな言葉をかけてもらっただけで
張り詰めていた心が、少し緩んでいきました。

職場の雰囲気に救われた

さらに嬉しかったのは
職場の人たちが、みんな気のいい人ばかり
だったことです。

初日ということもあり
私もかなり緊張していましたが
同僚の方々が、温かく声をかけてくれました。

「これならやれるかもしれない」
そう思えた瞬間
不安が一気に軽くなりました。

初日の仕事内容

初日は本格的な業務を任されることはなく
ざっくりとした仕事内容の説明と
周囲の部署への挨拶回りが中心でした。

業務の流れや役割を聞くだけでも新鮮で
同時に
「これからやっていけるだろうか」という
不安もありました。

それでも
和気あいあいとした雰囲気の中で
迎えてもらえたこと

私の気持ちを大きく支えてくれました。

不安は大きく減ったが、体調面の課題も

復職初日を終えて感じたのは
思ったよりも疲れていなかったということ。

通勤が長く、新しい職種ということで
かなりの負担を覚悟していましたが
実際はそこまで大きな疲労はなく
「意外と大丈夫かも」と思えました。

ただ一方で
食欲が出なかったのは気になる点でした。
緊張や環境の変化で
自律神経が乱れていたのかもしれません。

「体調の小さな変化に気を配ることも大切だな」
と感じました。

初日の目標は「仕事をすること」ではない

復職初日を迎えて痛感したのは
「仕事をこなすことがゴールではない」
ということです。

まずは「出勤する」「職場にいる」ということに
意味があるのだと実感しました。

どうせ一度はリタイアしかけた身です。

「もう怖いものはない」
「ダメな自分を隠さなくてもいい」

そう思えたことで
肩の力が抜けていきました。

完璧に振る舞う必要もなく
できるふりをする必要もありません。
ただそこにいて、少しずつ慣れていくこと。
それが復職初日の大きな学びでした。

復職初日を振り返って感じたこと

  • 緊張は大きかったが
    人事と上司の温かさで救われた

  • 職場の人たちの雰囲気が良く
    不安は一気に軽くなった

  • 初日は業務よりも
    「職場に慣れる」ことが中心だった

  • 思ったより疲れはなく
    自分を追い込みすぎなくて良かった

  • 「出勤すること自体」を
    目標にできたことで気持ちが楽になった

まとめ

復職初日は
誰にとっても緊張と不安の連続です。

しかし、職場の人たちの温かさや雰囲気が
それを大きく和らげてくれることがあります。

「仕事をこなさなければ」と思うのではなく
「まずは職場に行って、その場にいられること」
を目標にする。

その小さな一歩が
復職生活のスタートラインになります。

私にとって初日は、不安を減らし
「これならやれるかも」と思えた、大切な日でした。

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