適応障害は弱い人がなる病気?強いと思っていた私の体験談

強い自分が適応障害と診断され、心の葛藤に悩む女性 適応障害からの回復

「私には関係ない」そう思っていた

私は、どちらかといえば陽キャ。

人前で話すのも好きだし
落ち込んでもすぐ切り替えられるタイプ。

周りからは
「強いよね」「しっかりしてるよね」
と言われることが多く、自分でも

「私は大丈夫、弱いなんてことはない」

と思っていました。

だからこそ適応障害と診断を受けたとき
頭が真っ白になりました。

▶ 実際に診断を受けた時のことを書いています


「まさか自分が?」
「そんなはずはない」

そう強く否定したのを覚えています。

「弱い人がなるもの」という思い込み

心のどこかで、適応障害やうつ病は
弱い人やだめな人がなるもの
というイメージを持っていました。

仕事で評価されてきた自分
プライベートで
楽しく明るく過ごせていた自分には
無縁の話だと思っていたのです。

けれど実際には
環境や人間関係、重なったストレスによって
心が限界を超えることがあります。

それは「強い」「弱い」といった
単純な問題ではありませんでした。

認められなかった自分との葛藤

診断を受けても、最初は

「隠さなきゃ」
「無理をしてでも仕事に行かなきゃ」

と思い続けていました。

元気に見せようとすればするほど
心は疲れていきます。

夜は眠れず、朝は体が重い。
それでも「私は大丈夫」と
自分を追い詰めていました。

今振り返ると
あの時いちばん苦しかったのは
病気そのものよりも
適応障害を認めたくない自分
戦っていたことだった気がします。

小さな一歩から回復へ

完全に認めることは難しくても
少しずつ
「休んでもいい」
「弱さを見せてもいい」
と思えるようになってから
心が軽くなっていきました。

  • 信頼できる人に話すこと

  • 気分転換になる習慣を取り入れること

  • 思い切って休むこと

こうした小さな一歩が
少しずつ私を助けてくれました。

読んでくれたあなたへ

「強いはずの自分が適応障害になるなんて」
私もそう思っていました。

でも経験して気づいたのは
これは誰にでも起こり得ることだということ。

弱さを認めることは負けではなく
回復への第一歩。

今まさに
「認めたくない」と苦しんでいる人がいたら
どうか自分を責めすぎないでください。

休むことも、立ち止まることも
次へ進むための大切な時間です。

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