はじめに
私は数年前、適応障害を発症し
最終的に休職せざるを得なくなりました。
けれど今振り返ると
休職に至る前から、心と体にははっきりとした
サイン(症状)が出ていたのです。
この記事では
私が自分では気づかずに見過ごしてしまった症状や
家族に指摘されて、受診を決意するまでの
経緯をお伝えします。
同じように「会社に行きたくない」と
悩む方の参考になれば幸いです。
適応障害の最初のサインは「体の不調」から
休職前に最初に表れたのは
心の症状ではなく体の不調でした。
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夜中に目が覚め、心臓がバクバクして眠れない
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喉にボールが詰まっている感じ
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口内炎が治らない
最初は「ただの疲れだろう」と思い
歯科や内科を受診しました。
しかし検査をしても原因不明。
医師からも「ストレスではないか」と言われるだけでした。
更年期かと思って婦人科へ、そこで心療内科をすすめられる
年齢的に「もしかして更年期では?」と考え
今度は婦人科を受診しました。
検査の結果、更年期の影響ではないことがわかり
そこで初めて心療内科の受診をすすめられました。
自分では「私は大丈夫」と思い込んでいましたが
ここでようやく
「これは心の病気かもしれない」と気づき始めました。
その時の婦人科の医師には感謝しかありません。
家族に言われて初めて受診を決意
決定的だったのは、家族からの一言でした。
「最近、イライラがひどいよ。夜も眠れてないんじゃない?」
自分では気づかないうちに
次のような症状が日常化していたのです。
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異常にイライラし、怒りっぽくなる
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休みの日も会社のことを考えて楽しめない
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毎朝「会社に行きたくない」と思う
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出勤前になると涙が出る
家族に指摘され
背中を押してもらい
やっと私は、心療内科を受診する決意をしました。
「春の異動まで」と我慢した結果、急速に悪化
当時の私は、人事から
「春の異動で部署を変えるから」と言われていました。
その言葉を信じ
「あと少し頑張れば大丈夫」と
自分を追い込みながら出社を続けていたのです。
しかし結果的に、症状は急速に悪化していきました。
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電車に乗ると動悸や吐き気がして乗れない
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会社の最寄り駅に近づくだけで体が動かなくなる
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出社しようとしても涙が止まらない
ついに、私は
電車にさえ乗れなくなり、休職に至りました。
適応障害で休職する前に気づくべきサイン
今振り返れば、あのときはすでに
典型的な適応障害の症状が出ていました。
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睡眠障害(夜中に起きる・眠れない)
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動悸・胸のバクバク感
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強いイライラ・怒りっぽさ
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休日も気が休まらない
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出勤前の強い不安や涙
これらは「ただの疲れ」や「更年期」ではなく
心が限界を迎えているサインだったのです。
まとめ
私が適応障害で休職する前に経験した症状は
最初は体の不調から始まり
次第に心の不調へと広がっていきました。
そして「春の異動まで」と無理に我慢し続けたことで
最終的には、電車にすら乗れなくなったのです。
もし今、同じように
「会社に行きたくない」「眠れない」
「イライラが止まらない」といった症状があるなら
どうか我慢せず、早めに専門機関を受診してください。
適応障害で休職することは弱さではなく
自分を守るための大切な選択です。
次回は、休職に入ってから私がどのように過ごし
心を整えていったのかをお伝えします。
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