うつや適応障害からの復職。「いつまで時短勤務を続けていいのだろう」「早く戻らなきゃ」と焦る気持ちは、とても自然です。
私も、適応障害からの復職時に時短勤務を経験しましたが、実際は、焦らず慣らす時間があったからこそ続けられたのだと感じています。
この記事では、時短勤務の目的・期間の目安・安心して続ける工夫を体験とデータから解説します。
復職初期に焦らず慣らすために「時短勤務」を取り入れよう
復職後すぐにフルタイムで働くのは、想像以上に心身の負担が大きいものです。
時短勤務は「成果を出すため」ではなく、「職場に慣らすため」の制度です。
ある企業や復職支援プログラムの報告では、段階的復帰の期間を 1〜3か月程度 として記している例があります(例:試し出勤期間 2.0週間~2.4か月) 。また、復職後の業務負荷・時間を徐々に調整する配慮を導入している職場は、出社継続率が改善された例も報告 されています。実際、リワーク施設や企業の人事担当者も「最初の1〜2か月は、疲労度を見ながら時間を調整してOK」と話しています。
ポイント:時短勤務は「回復を完成させるステップ」。焦ってフルに戻すより、慣れる力を取り戻す期間と考えましょう。
復職時の時短勤務の期間はどれくらい?一般的な目安と実例

目安は1〜3か月、医師と相談して延長も可能
多くの企業では、時短勤務の期間は1〜3か月を目安としています。
ただし、心身の回復度合いは人それぞれ。
医師の診断書があれば、期間延長を申請できる職場も多くあります。
厚生労働省のガイドでは、復職直後は業務内容や時間を調整し、無理のない範囲で慣らすことが望ましいとされています(出典:厚生労働省『職場復帰支援の手引き』)。企業の報告例では、段階的復帰の期間はおよそ1〜3か月程度、平均すると約2か月前後が目安とされています。日本産業衛生学会の復職ガイダンスでも、体調の波を見ながら勤務時間や業務量を調整することが再発予防に有効とされています。
焦らず、少しずつ慣れていくことが「働き続けられる」力を取り戻す一歩です。この「段階的な慣らし期間」を設けることで、再発防止にもつながるとされています。
私も、最初の1か月ほどは時短勤務でした。焦らず少しずつが、結局いちばん安定しました。
不安を減らして働き続けるための3つの工夫

① 午前に集中・午後は緩めに
心身のエネルギーは朝がピーク。大事な業務や会議は午前に入れ、午後は書類整理や雑務など軽めの内容を。リズムを守ることで「仕事の再開リズム」が定着します。
② 1日の目標を「出社+1つの小さな達成」に
「今日は出社できた」「1つ仕事を終えた」で十分。完璧を目指すと再発のリスクが上がります。
私は日々ノートに「できたこと」を3つ書き出す習慣をつけていました。
③ 医師・上司・家族と月1ですり合わせ
「最近疲れが強い」「業務時間を延ばすか悩む」など、自分の状態を見える化して相談することが、結果的に安心につながります。孤独に判断しないことが、長く働き続ける最大のコツです。
「もうフルタイムに戻らなきゃ」と焦る前に知ってほしいこと
うつや適応障害の回復は、線ではなく波のようなもの。良い日もあれば、また落ちる日もあります。だからこそ、「働ける=回復した」ではなく、「働き続けられる状態を保てる」ことが本当の回復です。
もし「体調がまた不安定かも」と感じたら、その時点で医師や人事に相談して、時短を延長しても構いません。
まとめ|完璧じゃなくていい、続けられれば十分です
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適応障害で休職・復職を経験した筆者が、うつなど心の不調を抱える方にも役立つよう、体験をもとにまとめています。
時短勤務の期間は人それぞれ。1か月で戻れる人もいれば、半年かけて少しずつ慣らす人もいます。
どちらも正解です。
「行けた日がある」「今日は無理だった」どちらも回復の道の途中にある、大切なサインです。

焦らず、比べず、自分のペースで。
あなたの一歩を、心から応援しています。
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