はじめに
「会社に行こうとすると涙が出る」
「電車に乗るのが怖い」
「デスクに座っているだけで泣けてくる」
私が適応障害と診断され、休職するまでの道のりは
職場のパワハラと、自分に合わない仕事が原因でした。
この記事では、私自身の体験談として
どんな職場環境にいて
なぜ心が限界を迎えたのかをまとめています。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。
パワハラ上司から逃れるための異動
私がもともと働いていた部署は
日常的に部下を怒鳴りつける上司がいました。
私だけでなく同僚も泣かされることがあり
さらに私に対しては「やっていないこと」を
本室に報告するなど
信用を失わせるような行動を繰り返していました。
「このままでは心が壊れる」と思った私は
人事に相談し、異動を希望。
そこで配属されたのが事務職でした。
異動先の職場、最初は平穏だったが…
異動した直後は、環境も落ち着いて
「これで安心できる」と感じていました。
しかし状況は、思わぬ方向に変わっていきます。
なんと、以前の部署でパワハラをしていた上司本人が
異動先にやってきたのです。
適応障害の原因になった再びのパワハラ
その上司は
なぜか私にだけ攻撃を向けてきました。
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仕事のことを質問しても答えてくれない
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平気で「ばか」と罵られる
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「こいつ(私)と話すと左遷させられるぞ」と同僚に言い、孤立させようとする
ハラスメントで逃げた先に、また同じ上司が現れる
しかも私は、もともと事務職という仕事自体が苦手で
適性も合っていなかったため
心のストレスはますます大きくなっていきました。
人事に相談「春の異動」を信じて待った
限界を感じた私は、本室の人事担当に相談しました。
人事からは
「春の人事で異動させるので、それまで待ってほしい」
と言われ
私はその言葉を信じるしかありませんでした。
通院しながら「あと少しで環境が変わる」と自分を励まし
なんとか耐え続けていました。
裏切られた人事の約束と心の崩壊
しかし、春の人事異動で告げられたのは
衝撃的な内容でした。
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「異動先に空きがないから異動させられない」
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「いつ異動できるか約束もできない」
私は、かろうじて保っていた心の支えを失い
ショックで心が折れました。
適応障害の症状は一気に悪化し
出社できなくなったのです。
適応障害のサインと限界
今振り返れば
すでに当時からサインは出ていました。
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朝、会社に行こうとすると涙が出る
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休日も仕事のことばかり考えて落ち込む
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眠れない、食欲がない
それでも「異動があるから大丈夫」と自分に言い聞かせ
無理を重ねてしまったのです。
適応障害で休職することは「弱さ」ではない
休職を決めた当時
私は「自分は弱いのではないか」と
何度も自分を責めました。
しかし、今ならはっきり言えます。
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自分に合わない仕事を続けるストレス
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上司からのパワハラ
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人事からの約束を裏切られた失望
これだけの要素が重なれば
誰であっても、心を壊してしまうのは当然です。
適応障害で休職することは、弱さではなく
必要な選択だと思います。
まとめ
私が適応障害で休職に至った理由は
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職場のパワハラ
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自分に合わない事務職への異動
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人事を信じて待った末の裏切り
という、複合的な要因でした。
もし今
職場環境やパワハラで苦しんでいる方がいるなら
どうか「自分が悪い」「自分が弱い」と責めないでください。
環境が、人を壊すこともあるのです。
次回は
休職中にどのように過ごし、心を立て直していったのか
について書いていきます。
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